■ ２００６．７．１６（Sun）渋谷にて。 この日、ライヴ前に渋谷マークシティ内のレストランでクイーン仲間とお茶会を楽しんだ。 そこを出てから徒歩約３分くらいで、「渋谷Guilty」に到着。JR渋谷駅からも近くて、夏のクソ暑いのが大嫌いな私は汗もかかずに着いたから気分はルンルン♪だった。 会場入口は階段をずっと下りていって地下にあった。会場内は天井が高くて二階席まである。それにステージにはちゃんと幕があって、 しかもトイレが広くてキレイだった♪すごいぞ渋谷Guilty〜！

＊〜＊ 出演バンド ＊〜＊ Red Rose ( WINGS ) K.C.Rhye ( QUEEN ) Smoky ( Char ) MST ( MSG ) ユーライア･フラフープ( URIAH HEEP ) トップバッターはWINGSのコピバンで「Red Rose」。 リンダ役の女性がナイスバディの凄くキレイな人で私はちょっと見惚れてしまった。 しかし観客からJET♪を何度もコールされるも演ってもらえず・・・私の大好きな曲、Let'Em In♪も演ってもらえず・・・ せめて、Silly Love Songs♪とか演って欲しかったなぁ〜と、ちょっと残念に思った。 K.Cの後に登場したのは「Smoky」と「MST」。 正直に言おう！私は「MST」はきっとウルサイんだろうなぁって思っていました。けど、いざ始まったらとても聞きやすかった！ それに、K.Cは別として、今回の出演バンドの中では私的には「MST」が一番良かった。 「Smoky」の方は帽子のかぶり方でそう見えたのか、シルエットがCharにそっくりだった。それとこの時にテレビにも出演したという 天才少女ギタリストが特別参加でステージに上がってきた。 可愛いらしい女の子だったけど、そのギタープレイはまさに天才技。プロ顔負けって感じ。 しかし、刈りジャムってこういうのもやるのねぇ・・ふぅ〜ん。 そしてこの日の最後が、あのユーライア・ヒープ！のコピバン 「ユーライア・フラフープ」。 ヒープは７０年代初期によく聞いていただけに、脳みそひっくり返るくらい懐かしかった。 それにヴォーカルがめちゃカッコ良かった！緑色のジャケットもグッドだし♪ネプチューンの原田にクリそつのドラムの人も凄かった。 しかし後半になるにつれて、やたらと観客がドリンクバーに入ったり出たり・・・その様を二階席から見ていて、なんとなく、 初期ヒープのメンバー交代の歴史と似てるなぁと思ったりな〜んかしちゃった。

ってことで、「SIDE WHITE」は、ここからが本題です！

■ K.C.Rhye！昨年に引き続き「刈り掘る庭ジャム」出演！ 今回、会場Guiltyは恵比寿から渋谷に移転して、一発目となるが、K.Cは昨年夏に続いて「刈り掘る庭ジャム」２度目の出演となる。 これはメデタイことなのか？それとも、昨年が仮免試験で今回がいよいよ本免試験というところか？（どんな例えだよ！） まぁなんにせよ、私としては、Guiltyの抜群の音響と照明がとても楽しみだったし、それでまたK.Cの魅力が倍増したらいいなと思いながら 幕が上がるのを待った。

SE：We Will Rock You 今や高校野球の応援にも流れるこのナンバー。クイーンファン以外の観客も、これには期待が高まったかもしれない。 ・・・でも、期待されすぎると困るんだけど。(^^; 1．We Will Rock You(fast version) 黒ラメ衣装に黒いサングラスで登場したすぬさん、気合い充分！そして、勢いがあるぞ！ その勢いに会場のお客さんもノリノリ〜♪ "つかみはオッケー！"というところでしょうか。 2．Let Me Entertain You ２年前の６月に見たライヴと同じナンバーのスタートだったけど、渋谷Guiltyの素晴らしいライティングと、 ステージ前方にあるガードレール？！に足を掛けて歌うすぬさんのその姿は、イッキに観客を引き込んでいく感じだった。 また、背筋をピンと伸ばして歌う姿勢はフレディと同じ。しか〜し！！口をニッとして笑うように歌うのは、フレディはやらないよぉ〜？ 3．Flick Of The Wrist やっとK.Cらしい選曲にウキウキ♪しかもクイーンの「ロイヤルアメリカンツアー75」のブート盤を思い起こさせる瞬間があり、 思わずニヤリとさせられる。すぬさんの巻き舌もそう。YASSさんの唸るようなギターの音色も。 でもできることなら次回からこの曲紹介は、すぬさんではなくて、YASSさんが、"早口"で言ってね！ MC：Yassコーナー 緊張しまくりのYASSさんでしたね。(^^; でもこの時、前方で主催者さんが鋭い眼光を飛ばしてたとしても、 「アマチュアコピバンのワールドカップとも言えるこの刈りジャムに・・」な〜んて、刈りジャムで刈りジャムのネタは観客にはつまんないよぅ。 いつもの下ネタちっくな方がYASSさんらしさが発揮できると思ったけどな。 4．White Queen 昨年の恵比寿Guiltyでは、この曲の冒頭のギターで一瞬コケたけど、その名誉挽回ともいうべき、素晴らしいギタープレイを魅せてくれました！ さすがYASSさん！この曲におけるレスペの音色にはいつも聞き惚れてしまうので、 毎回カメラを持つ手がとまってしまうほどです。　 5．Sweet Lady これはクイーンファンなら「イっちゃってるフレディ」を思い起こすと思うのですが、 その点では、すぬさんにサスペンダーの片方をずり落とすとかのパフォーマンスが欲しかったな。 しかしここでのTOHRUさんのベースには、一瞬だけどクイーンのブート音源を聞いてるような錯覚を感じてドキっとさせられた。 何気ない表情で淡々とプレイしてるから尚更、本家ジョンのようだった。それにしてもこのナンバーは展開もリズムも速いので、 ちょっとモタついたりするとそれがすぐに見てる側にわかってしまうだけに、この選曲はチャレンジャーかなと。(言いたいこと言って、スミマセン) MC：Yassコーナー 「え〜と、何も考えていません！」というYASSさん、この時のMCもボロボロでしたね。(^^; おかげでこっちはハラハラさせられっぱなし。でも、ふと思ったのだけど、こういうときこそ、"メンバー紹介"をクイーン風にやったら良かったかもかも。 6．It's Late MCはボロボロだったけど、ギタープレイは最高のYASSさん！ この曲はブライアンの作品なだけに、レスペがただのギターじゃないことを証明してくれるようないろんな音色が詰まってますが、 それを完璧とは言わないまでも見事にプレイしてくれて、時々鳥肌たちました。それはTOHRUさんのベースでも同じで、 この曲を聞く時に自分が絶対外せない拘りのベース音というのがあって、それをちゃんと演ってくれた！一瞬ではあるけど嬉しくてニヤついてしまった。 ただ残念だったのは、この曲の最後のシーンにズシっとくるような強さが感じられなかったというか、ドラムの強さがコンパクトな感じがしたことかな。 でも全体的な印象としてはこの曲構成に助けられた気が・・。(^^; 7．Tie Your Mother Down この曲、大〜好き♪ライヴのナンバーにはもってこいの曲というか、 それだけに、このナンバーでお客さんが盛り上がらないと致命的って感じもしますが、嬉しいことにこの時の渋谷Guilty、かなり盛り上がりました♪ K.Cの歌と演奏力は別としても、その盛り上がりはこの日の出演バンドの中で、K.Cが一番だったのは間違いないと思う。 8．Liar 衣装がカッコよく似合ってて、いつも黄色い声援を浴びるらりさん！今回もそうでしたね(笑) さて、この曲の冒頭で、「Sock it to 'em,Rog !」というセリフが聞こえましたが、こういうセリフもちゃんと入れてくるところが いかにもK.Cらしい！またYASSさんのその言い方が上手いときたもんだ！でもこれはクイーンファンにしかわかんなかっただろうな・・・ と思うと尚更ニヤついてしまう。 encore：Spread Your Wings K.C＞アンコールがきてヨカッタね〜☆ でもこの曲は個人的には好きじゃないのよねぇ。上品すぎて面白味に欠けるというか・・・。 だけど、その上品さがキレイにまとまってて、K.Cのバンドとしての一体感みたいものが溢れてきて凄〜く良かったです！ アンコールにはベストの曲になったと思います。

■ 今回のK.Cのセットリストを振り返って・・ アンコールが終わって、K.Cのメンバーがステージ前面に出てきたのに、 すぐに照明が落ちてしまい、カメラ撮影もそれで慌ててしまって完全にブレちゃった・・・。 幕が上がった瞬間のステージ・ライティングが「LIVE KILLERS」そのままだっただけに、 ラストも「LIVE KILLERS」のジャケットみたいな４人のポーズで終わってたら、最高だったのにぃ〜！と非常に残念に思いました。 さて今回のK.Cのセットリストを振り返ってみると、どことなく無難にまとめた感じがする。 SEを含めて観客に優しい選曲と言うか、クイーンファンでなくても楽しめる選曲。 それは逆に、コアなクイーンファンには物足らなく感じたかもしれない。特に私としては今回、K.Cが持つ魅力のひとつである、 コーラスが引立つ曲がなかったのがちょっと残念だった。 だけど、今回の刈りジャムで、K.Cのライヴがこれだけ盛り上がったことは、技術的なこと云々以前の問題で、 コピバンとして無条件に凄いと思う。K.C万歳！！ ・・・でも、これで調子こくなよぉ〜〜！！

SIDE WHITE