Date:2004/06/13  at ライヴハウス自由造

ライヴ前日、カメラの準備は万全のはずだったのに当日会場で一枚シャッターを切ったところで電池切れ!( ̄□ ̄;ぅっ
真っ青になって会場を飛び出し、カメラ屋を探し回って、挙句に迷子になったというエピソードは置いておいて・・・。

最初に登場したのはエアロスミスのコピーバンド「アロエスミス」
クイーンのコピバンはこれまでいろいろと見てきたけれどエアロスミスのコピバンは初めてで、 何の予備知識もなかっただけにステージを見てびっくりした。なんとヴォーカルとドラマーが女性! 特に惹かれたのは、ドラムの女性で本家エアロのドラマー、ジョーイを彷彿とさせるようなプレイと叩きながらのボーカルがパワフルで凄かった。 ギターを頭の後ろで弾くパフォーマンスも見れたし、リードとサイドのギター2本でロックされるとさすがに圧巻でステージが狭すぎる!と 強く実感したほど。また機会があったら是非見に行きたいなと思いました♪

☆。・。・★。・。☆SE: We Will Rock You ☆。・。・★。・。☆

そして、いよいよ、K.C.Rhye登場〜!
ところがどっこい、スタートは「WE WILL ROCK YOU(fast version)」・・ん?K.C.Rhyeにしては珍しいというか、私の期待を大きく裏切るスタートでした。 しかし黒ラメ衣装に黒いサングラスで登場したすぬっちさんの"勢い"は凄かった。その勢いは、笛の音“ピィーーーッ”で始まる「LET ME ENTERTAIN YOU」でも同じで、 一番前でカメラを構えていた私の頭の上に、"へへっ♪"というに微かな声が吹きかかったことで、 ノリにのってるハイテンションなすぬさんを確認した。ついでに、ドラムのらりさんの勢いもシンバルの揺れで見て取れた。
しかしこのまま『LIVE KILLERS』バージョンが続くのか?・・・
軽すぎるぞ〜K.C.Rhye!(←すみません!)などと思っていたら、 「IF YOU CAN'T BEAT THEM」がスタート♪わーい。
でもギターソロの音が不安定になりかけて、大丈夫かなぁ〜と心の中でハラハラ。 しかし、その不安定さもウリのK.C.Rhyeだ!(←すみませんっ!) 普通のクイーンコビバンとはちょっと違う!
次にスタートしたのは、「FIGHT FROM THE INSIDE
よっ待ってました!これこれ!こういうナンバーを演ってくれるからK.Cのライヴは見逃せないのダ♪
最初のベース音にゾクゾクさせられつつ、TOHRUさんのベースプレイには安定感があり、ドラムのらりさんが叩きながら歌うコーラスが素敵でした。カッコイイ曲だぁ。

そして前回のライヴでも感じたことだけど、ライトの切り 替えのタイミングが、とぉ〜っても素晴らしい! ライヴハウス自由造の方はクイーンファンもしくはクイーンのライヴをよくご存知の方ではないかと思います。 じゃなかったら、あんなにタイミング良く切り替えられないと思う。 多分そう感じているのは私だけではないはず。 素晴らしいです、ライヴハウス自由造のオーナーさん!(^^)ありがとぉ〜♪

続いて、ここでメンバー紹介。
最初に紹介されたのは、ベースのTOHRUさん。 黒いシャツに赤いネクタイ姿。これが似合うのはTOHRUさんとルパン3世ぐらいかも。(^^; TOHRUさんは控えめ且つ大人しい感じで、でも仕事(ベースプレイ)はきっちりやる!ヅラがなくてもジョンに似てる!
次に、ドラムのらりさん。黒いシャツにシルバー系のネクタイ姿で、バンドの中で一番クールな感じで、 ロジャーには劣るとも決して勝らないが(!^^;)カッコイイ。すぬさんから「実はロジャーよりフレディが好きだそうです」と紹介されていましたが、 「IF YOU CAN'T BEAT THEM」でのラストとか、しっかりロジャーぽいプレイでした。
そして、ギターのYASSさん。黒シャツに白のべスト。黒シャツをよく見ると、ボタンのところに白い縁取りがしてあって、 ネックレスのアクセサリーもブライアンがステージでしてたのとすごーく似てた!カーリーのヅラが終始暑そうだったけど、 そのヅラで斜め横45度の角度から見ると、ブライアンそっくり!(←但し目を細くして見る事)
最後に、ヴォーカルのすぬっちさん。自分の紹介を今回も忘れそうになっているところにTOHRUさんがそっと近づいて囁いていたのが微笑ましかった。 すぬさんは黒ラメのジャンパー&パンツ姿で、ちゃんと水色ラインのサスペンダーでした♪

メンバー紹介が終わって、YASSさんがギターを12弦ギターに持ち替えた! “おお〜っきたきたぁ”と思ってたらYASSさん、12弦の代表曲!と言ったあと、いきなりギターのネックを強く擦って、 「I'M IN LOVE WITH MY CAR」のアウトロのみギュイーンギュイーン♪そして深々と一礼・・ぉぃぉぃ!他のメンバーからの突っ込みを受けて気を取り直し、 「LONG AWAY」がスタートした。所々ちょっぴり不安定ながらも、こういうナンバーを演ってくれるのは非常〜に嬉しい! しかも個人的にこのナンバーで大好きなある部分をきっちり演ってくれて、ひとり心の中で( ̄∇ ̄)ニヤッとしてました。 また、TOHRUさんのベースはとても優しく響いてきて最高でした。
続いて、「SPREAD YOUR WINGS(incl. '77 BBC session)」では、会場の皆も一緒に歌って合唱してました。 このナンバー、ちゃんと '77 BBC sessionが含まれていました。ほぅ〜なるほど、イイじゃん♪って感じでしたが、 今度はできたら '77 ロジャーんちのお庭バージョンの衣装でお願いしたいな。^^;(らりさん、長靴履いて!)

さて、ここでお待ちかね(?)の「YASSっさんコーナー
っと、“コーナー”と言ってしまっていいのかどうかわからないけれど、毎回続けて欲しいと思いました! それに、次の曲をスタートすると見せかけて、突然KISSの「LOVE GUN」のフレーズを弾いたYASSっさん! 面白すぎっ!大ウケでした☆
そんな"お笑い"で和やかムードの中、次にスタートしたのは「I WANT IT ALL」 ! !ひょえ〜こんなナンバーも演るんだぁ〜という 嬉しい驚きと同時にK.Cの新たな一面を見せられた感じがして、またギターがとても素敵で、とにかく今回のライヴで一番印象的でした。 。。まぁ、欲を言えば、バスドラは2個でフロアータムから水しぶきあげてドラムセットが回ったらもっと最高でしたが。(な〜んてネ)

そして、“今日はどうもありがとうございました”というMCと重なるようにスタートしたのが「LIAR」。
そんなMC入れながら演られると、「LIAR」がK.C.Rhyeのテーマ曲みたいに感じてしまった。 でも、さすがにヴォーカルも演奏もこのナンバーだと落ち着いている様子で、こっちも安心して(!?)聞けました。^^;

そしてアンコールは、「THE HERO(K.C.Rhye version) 」。
最後の最後が定番で終わらないところがK.Cらしさを感じるし、こういうナンバーを最後の最後に聞けるのは個人的にかなり嬉しい♪ しかもK.C.Rhye versionで飽きさせないし。カッコイイ曲で聞いてて気持ちよかった。 ただ、途中でYASSさんのストラップが突然外れてしまうというアクシデントがあり、見ていたこっちがドキドキハラハラ・・・。 でもさすがYASSさん、慌てる様子も無く、太もものところでボディを支えながらのプレイ!すごかった。 ボディを支えるために脚が自然に内股になっていくので、それが益々ブライアンポーズになってたりして。 でも最後まで落ち着いてプレイする姿に、貫禄さえ感じました。素晴らしかった!


1. WE WILL ROCK YOU(fast version)
2. LET ME ENTERTAIN YOU
3. IF YOU CAN'T BEAT THEM
4. FIGHT FROM THE INSIDE
5. LONG AWAY
6. SPREAD YOUR WINGS(incl. '77 BBC session)
7. I WANT IT ALL
8. LIAR
9. THE HERO(K.C.Rhye version)

あっという間の短いライヴでしたが、 今回のセットリストは期待を裏切られたというより、裏をよまれた感じかな・・・。
これまでK.C.Rhyeのライヴを見てきて、クイーンの初期路線またはマイナー路線のイメージが強くて、勝手にそう思い込んで いたのもあるけど、クイーンの後期の曲も定番曲も取り入れながらの今回のライヴはかなり意外でした。 だけどそれは、言い方は悪いけれど、K.Cならではの「わがままな演奏」であり、それだからK.Cは面白い!!
ライヴ音源に対する拘りみたいなものがステージ衣装やアクセサリーの小物にまでそれが表れていて、 今回もひとり密かに?!ニンマリさせてもらいました。

さーて、次回はどんなステージを魅せてくれるのかなぁ・・・
わくわく♪


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