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「Father To Son」。今回のコンベンションのテーマ「QUEEN II 〜BLACK & WHITE〜」に沿うステージ衣装でもあり、 初来日公演時のクイーンのステージ衣装とそのアクセサリーまでそっくりに再現したKCが眩い照明に浮かび上がる。 シラサギルックのすぬさんが冒頭からステージ狭し!とばかりに伸び伸びとよく動く。 声にもそれくらいの伸びが欲しいところだけど(^^;、(風邪で3日前まで声が出なかったから仕方ないけど) でもそれをカバーするように、らりさんとYASSさんのコーラスハーモニーに助けられながら、印象的なポーズを次々に決めていく。 また、TOHRUさんも、いつものステージ左の固定位置から→中央→右側へと大胆に移動してのベースプレイを見せてくれた。 これまでKCのステージを見てきた中で、そこまで移動するTOHRUさんは初めて見た。出だしは好調だ! |
「Ogre Battle」私的に大好きな曲だからというのもあるけれど、 これには毎回のように冒頭のギターにゾクゾクさせられる!今回もそうだった。 ステージには実際スモークがたかれていたけど、YASSさんの指から弾き出されるその音から、まるで暗雲が立ち込めてくるような錯覚に陥るほどだ。 しかも、ギターソロでは指板を見ないでプレイするところも見応え充分だ。 TOHRUさんのベースもスピード感があって、私的にはこのナンバーが今回のライヴの中で最高に良かった。 |
すぬさんの軽い挨拶のあと、「White Queen」に入る。
この曲の見所は何と言っても、ピアノとギターが美しい中間部分だと思う。(自分にこの曲の素晴らしさを再認識させたのは、何を隠そうKCのライブだった!)
ボトムラインのステージ中央に取り付けてあるミラーボールがその雰囲気を一層美しく魅せてくれる。
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ここでステージが一旦明るくなる。KCファンにはお馴染みの『YASSっさんコーナー!』だ。
今回はコンベンションでのライヴなだけに、やらないのかなと思っていたけど、やっぱりYASSさん根っからの漫才師だ。(違っ!)、
カーリーヘアーをしきりに手で触りながら、なりきりブライアンで語り始めた。会場から笑いが起こる。
爆笑というワケではないが、KCらしさがアピールされて会場がほんわかムードに包まれた。
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この曲のために3日間禁煙してきたというドラムのらりさんの超高音ヴォーカルが冴え渡る「My Fairy King」。
この曲はレコードで聞いていると、演奏のテンポは速いのにフレディのヴォーカルは艶深くゆっくりだったりするから、
ライヴで再現するのはとても難しいナンバーだと思う。それだけに、これをライヴで演ってくれるKCはチャレンジャーだ。
決して、歌・演奏共に満足してもらえる出来だとは言えなかったけど、こういうナンバーを演奏するというところに
KCの良さがあると思うし、注目してもらいたいと思った。 |
前曲の「My Fairy King」が終わって間髪入れずに入った「Liar」。それは絶妙のタイミングだった。 セットリストの曲と曲の間の取り方というか、その隙間というのは、ライヴの全体的な印象にもかなり影響してくると感じているだけに、 この上手い入り方には思わずニヤリとしてしまった。そして、このナンバーはクイーンのライヴでも強く印象に残るフレーズで始まるからか、 らりさんが冒頭のリズムを叩き始めると会場がイッキに盛り上がった感じだった。客席から手拍子が起こる。 ここでの見せ場は、ベースのTOHRUさんとすぬさんの掛け合いのシーン。それともう一つ! 本家クイーンも「X'mas Live」で間違えたシーンを見事に再現?!したところかな。(って、これも気付いた人は少なかったかも。) |
すぬさんが「最後の曲になります。」と言ってスタートしたのが「See What A Fool I've Been」。
こんなマイナーで難しいナンバーをライヴの最後にもってくるところがKCの長所なのか短所なのか(爆)、なんとも言えないけれど、
この曲はブルース調が濃いので、どちらかと言うと、広い会場より小さなライヴハウスの方が雰囲気も出るのではないか思う。
しかしながら、最後にすぬさんが、"Thank you Goodbye!"と言って4人がステージを引き揚げていくシーンは
初期クイーンのライヴでアンコール前にフレディが言ったセリフと同じである。今回それを意識しての選曲だと思うと、
最も相応しかったのではないだろうか。
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4人がステージ脇に下がっても会場は暗いまま。その中でアンコールの手拍子が起こる。
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アンコールは「Rock'n'Roll Medley」♪ すぬさんがキモノをストリッパーの如く、少しずつ脱いでいくと会場はイッキに盛り上がっていった。 らりさんのレインボーヅラ、TOHRUさんの白い帽子、YASSさんの白黒マフラー、 そしてすぬさんの白い短パン衣装に懐かしさを感じたクイーンファンも多かったと思うけど、 すぬさんの白いシャツのバックプリントをきちんと覚えてる人はどのくらいいただろうか? 残念ながら私もそれをよく知らない。が!KCも同じだったようで、写真を見るとお判りのように 「Sobo?」と書かれている。これはYASSさんがマジックで書いたそうで、 その「S」の文字は、名古屋名物、ひつまぶしにかけてウナギ風に描かれてあった!(お茶目なYASSさんだ) そして最後まで完全にイッちゃってるフレディの動きを再現したすぬさんはサイコーで、めちゃくちゃ楽しいアンコールだった♪ |
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